消化管の内視鏡検査は大きく分けると、上部消化管内視鏡検査(GF)と下部消化菅内視鏡検査(CF)の2種類となります。
当院の内視鏡検査のH22年度実績は上部1,662件、下部538件です。
いずれの検査も先端にカメラやレンズの付いた菅を口、あるいは肛門より挿入して内部を観察・治療を行います。
定期的に検査を受けることによって、胃がんや大腸がんの早期発見が可能であり、現在の内視鏡技術では小さな癌を切除できます。
上部消化管内視鏡検査とは、一般に「胃カメラ」と呼ばれる検査です。当院で使用している管の太さは9.2ミリとなって
います。
食道・胃・十二指腸を直接観察し、粘膜を採って病理組織検査やピロリ菌の検査を行うことができます。
検査にかかる時間は5分〜10分程で、御希望の方には鎮静剤を注射しますので、苦しくなく、楽に検査を受けられます。
検査終了後の飲水、食事は一般的な検査で1時間程度、組織をとった場合は2時間程度は控えて下さい。
写真1 内視鏡ビデオスコープシステム
下部消化管内視鏡検査とは、「大腸カメラ」と呼ばれる検査です。当院で使用している管の太さは12.2ミリで昔にくらべ細くなり、苦痛が少なくスムーズに挿入できるようになりました。
大腸に生じた病変を直接観察し、疑わしい病変が確認された際には、病理組織検査を行うために粘膜を採取します。
大腸カメラを受けるには、腸内をきれいにする必要があります。
検査前日は消化のよい検査食を食べていただき、下剤を服用し、検査当日は絶食で腸内を洗い流す腸内洗浄液を飲みます。
【ポリープがある場合】
必要に応じて切除を行います。
ポリープを切除した場合、腹痛、出血など起こる可能性が稀にあるため、すぐに対処できるよう当院では1泊入院をしていただいております。
【ポリープがない場合】
当日帰宅し、検査後の食事の制限はありません。
写真2 内視鏡洗浄消毒装置
使用されたスコープの洗浄にはオリンパス社製内視鏡洗浄消毒装置OER―4(写真2)を使用。
「いつ」「誰が」「どのスコープを」「どの装置で」洗浄消毒したのか履歴管理を行っています。
また当院では、内視鏡機器の洗浄・消毒に関するガイドラインに沿って人体にやさしい消毒剤を使用して一人一人確実に洗浄、消毒を行っております。
尚、処置具においては、ディスポーザブル(一人使用で使い捨て)を使用していますの
で、安心して検査を受けて頂けます。
【リクライニングシート】
検査後お休みいただけます。
苦痛が少なくリラックスして検査を受けて頂ける様にスタッフ一同日々心がけています。